ちはねこ雑記

「発達障害」?せっかくこんな性格に生まれてきたんだから(#002)

この文章の概要を、3行でまとめてみます。

  1. 「発達障害」という人種について、なんとな〜く、イメージがつかめるかもしれません
  2. もしご自身が「不器用だなぁ」っていう意識があれば、「ダメ、なだけじゃないんだなぁ」ってことを感じる、かもです
  3. このブログが目指していることについても、少し触れています。

大したこと書いていないですが、何かしらのお役に立てれば幸いです。

前説

はい。2記事目いきました。

2記事目。今日は、なんか今話題になりつつある
「発達障害」とやらについて、発達障害をあまりご存知でない方を想定して、この謎障害とはどーゆーものか、ということを、感じるままに書いていきたいと思います。

イメージを湧きやすくするために、正確さなどはあえて無視しております。
ってかシロウトだし、正確な記事など書きようがありません。
興味を持った方は、ぜひとも専門家の方々のページをのぞいて見てください。

「障害者」であり「アーティスト」。

発達障害「らしい」人。

突然ですが、
この記事を書いている筆者「ちはねこ」は
「発達障害」の、当事者らしいです。

「らしい」って付け加えてみたのは、
現実世界で僕に会っている方は、僕を「障害」をみなさないだろう、って思いが込められています。

パッと見、フツーの人ですよ。

ってかまぁ、「フツー」っていうと、語弊があるかな。
自他ともに認める、ちょっと変な男です。
んでも「障害」っていうほどでもなくて、なんかちょっと変わったヤツ。
そーんな感じの、イメージで、いいと思います。

この世の中には、そーんな
「ちょっと変わった人」っていうのが、結構、いるように思います。

これまでも、

  • ちょっと変わってるねぇ、とか
  • うーん、とっつきづらいかなぁ、とか
  • アイツ、ちょっと「コミュ障」なんだよなぁ、とか

そんな方々が、一定数いたと思います。

こーゆう方々、世の中では「仕事ができんヤツ」「基本的なコミュニケーションが取れないヤツ」みたいな感じで、否定的な感じで言われてきてたのですが、
最近、有り難い!?ことに、こういう方々に「発達障害」なるお名前がつけられるようになったみたいなのです。

「障害」という、言葉。

「障害」ねぇ。

「障害」ってつくと、有り難い側面もあります。
ちょっと「ダメ」なヤツでも、「障害だから、しゃーないよね〜」と、ちょっと許される雰囲気になったりします。
重度な方々だと、そういう方々を集めた枠の採用など、コミュ障でも安心して働ける環境が整備されつつあると聞きます。

僕自身も、最初この「発達障害」なる概念を知ったときは、目からウロコというか、感動すら覚えた記憶があります。
あぁ、僕は普通の人に比べて「ダメなヤツ」なんだけれども、これは「やむを得ないこと」だったのかなぁ、って。

んでもね、「障害」っていう言葉に違和感を持ってるのも事実で。

変な色眼鏡で見てほしくないために、
とりあえず僕は、職場ではこの「障害」というものを隠しています。
別にオープンにしてもいいっちゃいいのですが、
うちの職場は「昔ながらの」「昭和的な」方々が多いので、色々面倒なことになりそうな気がして。

とりあえず、「ちょっと変わってるけれども、不器用ながら仕事やってくれてるよね」的なポジションで、なんとかフツーの方々と一緒に、フツーに仕事させて頂いております。ありがたや、ありがたや。

「アーティスト気質」

ということで、「障害者」という言葉でなぐさめを得つつも、
基本的にはあんまり「自分は障害者だ〜〜!!配慮しろ〜〜!!差別反対〜〜!!」的なことはしないようにしています。

ってか、あんまこの「発達障害」って言葉自体も、好きじゃないんだよなぁ。

「発達障害」とやらの定義を、Wikipediaで拾ってみましょうか。

発達障害(はったつしょうがい、: Developmental disability、DD)は、身体や、学習言語行動の何れかにおいて不全を抱えた状態であり…(中略)…発達の遅れに伴う能力の不足は生涯にわたって治る事はない

Wikipedia「発達障害」より

何やら難しい言葉が並んでますが、
要は特定の能力がオトナになりきれない病的な感じなのでしょうか。

なんか、この「アンタ、ちょっと劣ってるよ」的なニュアンスが、あんま好きじゃないんですよ。当事者としては。
まぁ実際劣ってるのですが。実際色々助けられてるので文句を言ってはいけないのですが。片付けとか。片付けとか。妻ごめんなさい。いやマジで。

…なんか余計なつぶやきが混ざりましたが(笑)

なんで、僕は日常的には「アーティスト気質」と言い換えてみたりしています。
はい。少しカッコつけてます。迷惑かけまくってるくせにカッコつけました。フツーの方々、ホンマすみません^^;

…まぁ、自分がアーティストかどうかは置いといて。
世の中には、「磨けば輝くけれども、なんかくすぶってる方々」が多くいるように感じます。

例えば、世で言う「オタク」と呼ばれる人種なんて、まさにそんな感じなんだと思います。
だって、パソコンとかアニメとか電車とか、いろんなジャンルがありますが、彼ら、無茶苦茶詳しいじゃないですか。

あのパワーをフルに生かしているからこそ、前前前世的なアニメが世界を席巻したり、あの首都圏のものすごい鉄道網が作動してたりするわけじゃないですか。

んでもまぁ、そういう方々って概して、コミュニケーションが下手。下手。
(能力は認めつつも)正直日々お付き合いするのがノーセンキュー、って方々も、正直いたり、します。(同族嫌悪なんですけれどもね)

日常生活とか人間が「当たり前」に求められているスキルは、たしかに、苦手。
でもその代わり、何かしらの分野で、
人が持っていないミラクルパワーも持っている方々。

そーゆう方々が「発達障害」なのであり
「アーティスト気質」を持った方々だと、僕は思っています。

活かせる人。活かせない人。

上がるか、下がるか。中間はなし。

そんな「アーティスト」で「芸術家」な方々の人生ですが、
成功する方々もいれば、失敗する方々もいるように思います。

筆者ちはねこの体感だと
(幸せな方):(くすぶってる方)=3:7
ぐらいなイメージのように思います。
(あくまで僕の体感ですよ。体感!!)

てかね、そもそも、「フツー」に生きられないと思うんです。
僕自身もとうの昔に「フツー」を手放しちゃいました。

その、尖った能力が認められれば「天才」「カリスマ」として崇められるが、
失敗したら「ダメなやつ」「コミュ障」「クズ」「キモオタ」として下に見られる日々。

僕らは、「上がるか、下がるか。中間はなし」の人生のように思います。

例えば、「上がってる方」の例で最近僕が思うのが、
将棋の、藤井くん。
この記事を書いている時点で「藤井『二冠』」という肩書がついていますが、みなさんがこの記事を読んでいる頃には、この数字がもっと上がっているかもしれません。

彼なんて、メディアもみんな、すんげー持ち上げてますけどね。
街ですれ違ったら、(失礼ですが)そこら辺のヲタな方々と大して変わらないと思うのですね。

実際電車が好きみたいで、妙に親近感を持ったりしてしまいましたが。
インタビューを受けているときのたどたどしさに、なんか親近感を持ったり、同族として恥ずかしい気持ちを持ったり、なんか複雑な気持ちになったりします。

でも彼も、たまたま「将棋」という、
もしめぐり合わせが良くなければ、もしかしたら他のヲタ人種と同じく、イバラの道を歩んでいたかもしれません。

なぜヲタ人種はイバラの道を歩むのか

もしかしたら、藤井二冠も影でいじめられてるのかもしれません。
でも少なくとも、今は将棋でスーパースターなので、
そんないじめっ子も、根本的に馬鹿にはできないと思うのです。

でも大半のヲタ人種は、残念ながら
学生時代に地獄絵図を味わうことになります。

書こうと思って、結局またの機会になりそうですが、
「発達障害」は、大きく分けて3つに分類されると言われます。

  1. ADHD(注意欠陥・多動性障害)
    …ちょこまか動き回る病。行動力はある。
  2. ASD(旧「アスペルガー障害」)
    …自分の世界に引きこもる病。いわゆる職人タイプ。
  3. LD(学習障害)
    …ちょっと僕は詳しくないので省略。

詳しい説明は省きますが、
他人の気持ちを思いやれないとか、マシンガントークで周りを引かせてしまうとか。
これはね、僕もいろんな工夫をして、なんとか日々、迷惑をかけないように過ごしているんだけれども

これを読んでくださってる方々は、例えば他人の気持ちを
どれぐらい、言葉を介さずに想像できるでしょうか。

例えば「フツーの方々」が70%ぐらい想像できるとして、
こーゆー方々は、それが20%ぐらいだったり、10ぐらいだったり、
人によってはマジでゼロな人もいらっしゃるみたいなのです。

僕はどれくらいでしょうね。
努力したら60ぐらいいけるかもですが、一度スイッチが切れると10%になってしまうかもしれません。

そういう人種は、大概、学生時代に色々、痛い目にあってると思います。

どうせだったら、活かしたい

僕は「発達障害」という概念を知ったのは、ここ数年ですが、
この「上か下、しかない」って言うのは、学生時代に体感で感じていました。

色々迷惑をかけまくっている自分だけれども

もしかしたら、「フツーの方々」にはない能力を、頂いているのかもしれない。

できない部分は色々支えてもらって、
その代わり、自分の「尖った」部分で勝負したい

徐々に、そう思うようになってきました。

ただ、こういう能力が何なのか?というのを発見することが、非常に難しいんですけれどもね。
日頃から仕事やプライベートで「あれができない」「これができない」と非難轟々の中で、気持ちをプラスに持っていくことは、なかなか難しいですよ。

でもおかげさまで、色んな方々の支えもあり、
色々工夫しまくって、人並みに楽しく、過ごせるようになってきました。
職場では責任ある仕事を任せられ、
プライベートでも、こんなヘナチョコな僕を理解してくれる妻が、そばにいてくれます。

そして、個人的にも
「新しいことに挑戦するのが好き」「物事を良くしていくのが好き」っていう強みを生かして、
日々、楽しく、面白く過ごせるようになってきました。

やっとこの
「発達障害」というか、「アーティスト」なのかわかりませんが、
そんな凸凹な自分の性格を
「強み」として、活かせつつあります。

このブログでは、そんな僕の毎日を、
そんな僕の工夫の毎日を、少しでも紹介できればと思います。

まとめると

いわゆる「発達障害」について思うこと
  1. 発達障害って、「ちょっと変わった」人種。
    よく言えば「アーティスト」。
  2. 上がるか、下がるかの二択。
    ただ、うまく行くのはけっこう、難しい
  3. 僕は、せっかく頂いたこの能力を
    プラスに活かしていきたい

おこがましいですが
「不器用族」の先頭をあるいて行きたいと思ってるし、
「フツーの方々」と「不器用族」の橋渡し役をできればなぁ、とか
そんなことを思ったり、思わなかったりしています。

せっかく、こんな性格に生まれてきたんだしね。
どうせなら、普通の方々が経験できない、いろんな面白いことを色々、やってみたいなって思ってます^^

おわりっ